【ネットワーク基礎講座4】プロトコル【5:39】 【開始~0:54】:プロトコルの概要 IT業界でのプロトコルとは、機器同士が通信を行うための約束事をさします。 例えば、インターネットへの接続はTCP/IPプロトコル、Webページの閲覧はHTTPなどがあります。 日常生活で例えると、意思の疎通を図る為に日本語を用いるか外国語を用いるかといった感じです。 つまり、プロトコル同士を合わせないとコミュニケーションが取れないということです。 【0:54~1:46】:階層を用いたプロトコルの説明 図式化している通り、プロトコルはいくつかの階層に分けて考えることができます。 手紙でやり取りする場合、経由する郵便局の施設、輸送経路を意識することはほとんど無いように スマートフォン同士が通信する場合に経由する基地局を意識しません。 つまり、どの通信にはどのプロトコルを使用するといった役割が存在するということです。 【1:46~5:21】:代表的なプロトコルの紹介 図で説明されている通り、プロトコルによってどのような通信をするのか、暗号化するのかといった約束が決められています。 ①Webブラウザがサーバーと通信する為に用いられるプロトコルにHTTPとHTTPSがあります。 (HyperText Transfer Protocol/Hypertext Transfer Protocol Secure) ②HTTPSは暗号化によりセキュアを高めたHTTPとイメージしてください。 ③サーバー間でファイル転送を送受信するプロトコルにFTP (File Transfer Protocol) ➃メールをメールサーバーに送信する為のプロトコルにSMTP (Simple Mail Transfer Protocol) ⑤メールをメールサーバーから受信する専用のためのプロトコルにPOP3 (Post Office Protocol version 3) ⑥メールをメールサーバー上に保存したまま管理する為のプロトコルにIMAP (Internet Message Access Protocol) ⑦ネットワーク経由で時刻同期を行うプロトコルにNTP (Network Time Protocol) ⑧ドメイン名とIPアドレスの対応づけ、管理するプロトコルにDNS (Domain Name System) ⑨インターネット上で最も一般的に使用される通信プロトコルで正確で信頼性のあるデータを送信できるTCP (Transmission Control Protocol) ⑩TCPより高速なデータ転送が可能だがデータの正確性は劣るプロトコルにUDP (User Datagram Protocol) ⑪IPアドレス(ネットワーク上の住所)をもとにデータを転送するプロトコルにIP (Internet Protocol) ⑫ネットワーク上の機器に、IPアドレスを自動的に割り当てるプロトコルにDHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) ⑬IP通信の疎通状態の通知や、通信できない場合は送信元へエラー通知を行い、IP通信を補佐するためのプロトコルにICMP (Internet Control Message Protocol) 【5:21~おわり】:まとめ プロトコルとは、機器同士が通信するための約束事のことで、その約束事の中にどのようなデータを受信などのやり取りをする決まり事があり、通信をする場合プロトコルを合わせることを覚えておきましょう。