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【ネットワーク基礎講座3】DNS / 名前解決【4:37】



 DNSとは何か
 
 機器どおしを通信するときにはIPアドレスが必要
 
 普段インターネットを利用するときにはIPアドレスを意識しない。
 大量のIPアドレスという数値で管理仕様とすると大変
 Webサーバへアクセスする際、数値のみのIPアドレスではなく
 わかりすい名前で通信をしたいとった経緯でDNSが誕生。


 DNSとはDomain Name service の略称
 Domainとはサイトを示す名前 例として aws-cloud-tec.comを上げます。
 
 DomainをIPアドレスに変更する技術です。

 aws-cloud-tec.com、IPアドレスが11.20.30.40とすると
 
 DNSがaws-cloud-tec.comをブラウザ上で入力すると、11.20.30.40に変換します。
 DNSはDomainとIPを紐づける電話帳ともたとえられている。
 
 DomainとIPを紐づけることを名前解決をしている。


 PCのブラウザでaws-cloud-tec.comを入力すると、PCにあるhostファイルを読み込みに行きます。
 
 PCのhostファイルを参照する。
 hostファイルにaws-cloud-tec.comのIPアドレスと紐づけされていれば紐づけされたIPに対し
 通信を行う。
 Windowsのhosts
 C:WindowsSystem32driversetchosts
 mac のhosts
 /etc/hosts
 


 
 hostsに情報がなければ、リゾルブサーバに問い合わせにいく。
 ただし、家庭でインターネットを利用する場合にはプロバイダーがリゾルブサーバを管理
 しているため意識はしない。
  
 企業のシステムだと、企業自身が管理しているリゾルブサーバに問い合わせをする。
 リゾルブサーバ自身が管理している電話帳利用しをaws-cloud-tec.comとIPアドレス情報を検索する。


 リゾルブサーバに情報がない場合、ルートサーバにaws-cloud-tec.com情報を問い合わせに行く。
 
 ルートサーバとは世界中のDNSサーバが連携して成り立っている階層上の仕組み。
 階層の最上位にいるサーバ。
 このルートサーバがなくなると世界中で名前解決ができなくなる。
 世界上で冗長化され13台が存在する。


 
 ルートサーバは.「.jp」「.com」などトップレベルドメインを管理している。
 トップレベルドメイン(TDL).「.jp」「.com」などドメインの右側に記載されている名前


 リゾルブサーバはTDLから最終的にaws-cloud-tec.comのIPアドレス情報を知っている
 Nameサーバを問い合わせを実施する。
 
 aws-cloud-tec.comのIPアドレスを入手しクライアントへ名前解決の結果を応答する。
 以上がDNSの名前解決の仕組み。 
 インターネットの裏では一瞬で上記の仕組みで名前解決を行っている


  リゾルブサーバは同様の問い合わせがあった場合、前回の問い合わせ結果を一時的に保存
  しており、その結果を応答する。
  一時的に保管されている情報をキャッシュと呼ぶ。
  DNSという用語は時と場合によって何をさすかが変わる。
  名前解決をさす場合、リゾルブサーバをさす場合もある。